Scinotes: Scilab組込みテキストエディタ
scinotes() scinotes(file) scinotes([file1, file2]) scinotes(file, line_number) scinotes(file, line_number, macro_name) scinotes([file1, file2], [line_number1, line_number2]) scinotes(file, 'readonly') scinotes(file, ['indent','trailing','quote']) scinotes([file1, file2], 'readonly') scinotes([file1, file2], ['indent','trailing','quote'])
文字列, 開こうとするファイル.
文字列の行列, 開こうとするファイル.
整数, ファイルを開く際にハイライト表示する行の番号.
文字列, 関数 macro_nameの定義位置に相対的な行番号
整数の行列, 各開かれたファイルでハイライト表示される行.
Scinotes
は,組込みScilabテキストエディタです.
Scilabメインウィンドウの最上部の"Editor"ボタンを押すか,
Scilabコマンドラインでeditor()
を入力する
ことにより,新規テキストバッファを開始することができます.
上記以外の呼び出し手順で起動された場合,特定のファイルを開くことができます
(パラメータを指定しない場合,空のファイルをエディタで開きます).
重ねて起動すると,既に開かれたエディタにファイルが追加されます.
オプション'readonly'を指定すると, ファイルは読込モードで開かれ,修正できません.
オプション 'indent', 'quote' または 'trailing'を指定すると, エディタはオープンせずに,ファイルが指定した処理を行います. 以下の処理が定義されています:
'indent'処理はファイルを正しくインデントします.
'trailing'処理は末尾の空白文字を削除します.
'quote'処理はシングルクォートで括られた文字列を全てダブルクオートで置換します.
1つまたは複数の処理を同時に行うことができます. 例: 'trailing' または ['indent','quote'].
ほとんど全ての編集動作についてキーボードショートカットが定義されており, メニューのエントリで知ることができます.
Scinotes は以下のどれかの方法で起動できます :
アプリケーションメニューから. アプリケーション => Editor を選択してください.
コマンドラインから:
scinotes()
scinotes(file)
scinotes([file1, file2])
scinotes(file, line_number)
scinotes([file1, file2], [line_number1, line_number2])
メニューファイル
コマンド |
ショートカット |
説明 |
新規... | <CTRL-N> | ファイルを新たに開く |
開く... | <CTRL-O> | 既存のファイルを開く |
最近のファイル | 最近開かれたファイルを表示 | |
保存 | <CTRL-S> | ファイルを保存する |
名前を指定して保存... | <CTRL-MAJ-S> | 名前を指定してファイルを保存する |
ページ設定 | 印刷用にページを設定する | |
印刷プレビュー | <CTRL-MAJ-P> | プレビューウィンドウを開く |
印刷... | <CTRL-P> | ファイルを印刷する |
閉じる | <CTRL-W> | ファイルを閉じる |
終了 | <CTRL-Q> | エディタを終了する |
編集メニュー
コマンド |
ショートカット |
説明 |
取り消す | <CTRL-Z> | 操作を取り消す |
やり直す | <CTRL-Y> | 操作をやり直す |
切り取る | <CTRL-X> | 選択部を切り取る |
コピー | <CTRL-C> | 選択部をコピーする |
貼付け | <CTRL-V> | 選択部を貼り付ける |
全て選択 | <CTRL-A> | 文書全体を選択する |
削除 | 選択部を削除する | |
選択部をコメントアウトする | <CTRL-D> | 選択された行をコメントアウトする |
選択部をコメントから外す | <CTRL-MAJ-D> | 選択された行をコメントから外す |
選択部の空白をタブに変換 | <TAB> | 選択された行の空白をタブに変換する |
選択部のタブ変換を解除する | <MAJ-TAB> | 選択された行のタブ変換を解除する |
インデント | <CTRL-I> | 選択された行をインデントする |
検索メニュー
コマンド |
ショートカット |
説明 |
検索/置換 | <CTRL-F> | 要素を検索または置換する |
指定行に移動 | <CTRL-G> | 指定行に移動する |
表示メニュー
コマンド |
ショートカット |
説明 |
ツールバーを表示/隠す | ツールバーを表示または隠すオプション | |
カレント行をハイライト表示 | <CTRL-J> | カレント行をハイライト表示する |
行番号 | <CTRL-B> | 文書の行番号を表示する |
色を指定... | 文書の色を指定する | |
フォントを指定... | 文書のフォントを設定する | |
デフォルトフォントをリセット | 文書のデフォルトフォント設定をリセットする |
文書メニュー
コマンド |
ショートカット |
説明 |
構文型 | 構文型設定(デフォルト型はScilab) | |
エンコーディング | エンコーディング設定 (デフォルト型は UTF-8エンコーディング) | |
色付け | 文書を色付けする | |
自動インデント | 自動インデントをアクティブにする |
実行メニュー
コマンド |
ショートカット |
説明 |
Scilabにロード | <CTRL-L> | 文書全体をScilabコンソールにロードする |
選択部を評価 | 選択部をScilabコンソールにロードする | |
Scilabで実行 | <CTRL-E> | ファイルが存在する場合, そのファイルの内容を実行する |
デフォルトのテキストの色付けはScilab構文の色付けです.
自動インデント
モードでは,(リターン操作後に)
Scilab構文に基づき行をインデントします.
f=TMPDIR + "/file_to_correct.sci"; mputl(["a=''abcdef'' "; "if a==1"; " b=1+""abcdef'' "; " c=2"; " d=3 "; " if "; "a=''abcdef"""""""; " end"; " end "], f); scinotes(f, ["indent" "trailing" "quote"]); // 結果を表示 write(%io(2),mgetl(f)) | ![]() | ![]() |
--> write(%io(2),mgetl(f)) a="abcdef" if a==1 b=1+"abcdef" c=2 d=3 if a="abcdef""" end end
Version | Description |
5.4.1 | ['indent','trailing','quote'] オプションが追加されました. |