mprintf, msprintf, mfprintf 変換仕様
mprintf
,
msprintf
, mfprintf
における各変換仕様.
format
パラメータは以下のような構文を有します:
A % (パーセント) 符号.
0個以上の options
で,
変換仕様の意味を修正します.
以下のリストにoption
文字とその意味を示します:
- : 左揃え, フィールド内では, 変換の結果.
+ : (+または -)を指定する符号変換の結果を開始.
'空白' : 符号変換後の最初の文字が符号ではない場合に結果の 前に空白文字を付加します. (空白) および +オプションが共に指定された場合, (空白) オプションは無視されます.
# : 別の形式に値を変換.
c
, d
, i
,
s
, および u
変換の場合,
#
オプションの効果はありません.
o
変換の場合, #
は
結果の最初の桁を強制的に0 (ゼロ)にし,精度を増加させます.
x
および X
変換の場合,
ゼロでない結果の前に0xまたは0Xが付加されます.
e, E, f, g,
および G
変換の場合,
小数点以下の値がない場合でも結果には常に小数点が含まれます.
g
および
G
変換の場合,
末尾の0は結果から除かれません.
0 :
d
,
i
, o
, u
,
x
, X
, e
,
E
, f
, g
,
および G
変換において
(符号または基底の指示子の後に)
前に0をつけることによりフィールド幅内を埋めます:
空白によるパディングは行われません
0
および \-
(ダッシュ)が共に指定された場合,
0
フラグは無視されます.
d
, i
,
o
u
, x
,
および X
変換の場合, 精度が指定されると,
0
フラグも無視されます.
オプションの10進数文字列は 最小フィールド幅を指定します. 変換された値の文字がこのフィールド幅よりも少ない場合, フィールドはフィールド幅の指定長まで左側にパディングされます. 左寄せオプションが指定された場合, フィールドは右側にパディングされます.
オプションの精度. 精度は .
(ドット)の後に
10進数文字列が続きます.
精度が指定されない場合,
このパラメータは 0 (ゼロ)と扱われます.
精度指定子:
d
,
u
, o
, x
, または
X
変換に関する最小表示桁数
e
, E
, および f
における小数点の後に表示する桁数
g
およびG
変換における
有効桁の最大値
s
変換において文字列から出力される
最大文字数
適用される変換の種類を示す文字:
% : 変換しません. %を表示.
d,i: 整数 value
を受け取り,
符号付き10進数表記に変換します.
精度は表示される最小の桁数を指定します.
変換される値がより少ない桁数で表せる場合,
前にゼロを付加して拡張されます.
デフォルトの精度は1です.値0を精度0で変換した結果は,
ヌル文字列となります.
前に付加する文字をゼロとしてフィールド幅を指定すると,
フィールド幅までの値では前にゼロを付加するパディングが
行われます.
u : 整数 value
を受け取り,
符号なし10進数表記に変換します.
精度は表示される最小の桁数を指定します.
変換される値がより少ない桁数で表せる場合,
前にゼロを付加して拡張されます.
デフォルトの精度は1です.値0を精度0で変換した結果は,
ヌル文字列となります.
前に付加する文字をゼロとしてフィールド幅を指定すると,
フィールド幅までの値では前にゼロを付加するパディングが
行われます.
o : 整数 value
を受け取り,
符号なし8進数表記に変換します.
精度は表示される最小の桁数を指定します.
変換される値がより少ない桁数で表せる場合,
前にゼロを付加して拡張されます.
デフォルトの精度は1です.値0を精度0で変換した結果は,
ヌル文字列となります.
前に付加する文字をゼロとしてフィールド幅を指定すると,
フィールド幅までの値では前にゼロを付加するパディングが
行われます. フィールド幅に8進数を使用することはできません.
x, X : 整数 value
を受け取り,
符号なし16進数表記に変換します.x
変換では,
文字``abcdef''が使用されます;X
変換では,
文字``ABCDEF''が使用されます.
精度はは表示される最小の桁数を指定します.
変換される値がより少ない桁数で表せる場合,
前にゼロを付加して拡張されます.
デフォルトの精度は1です.値0を精度0で変換した結果は,
ヌル文字列となります.
前に付加する文字をゼロとしてフィールド幅を指定すると,
フィールド幅までの値では前にゼロを付加するパディングが
行われます.
f : float または double のvalue
を受け取り,
%[\-]ddd.ddd
形式の10進数表記に変換します.
小数点以下の桁数は,精度指定子に等しくなります.
精度が指定されない場合, 6桁が出力されます.
精度がゼロの場合, 小数点は表示されず,
システムはvalue
に最も近い整数に丸めた数を
出力します.
小数点が出力される場合,最低でも1桁がその前に出力されます.
e, E : 実数を受け取り,指数形式%[\-]d.ddde
+/\-dd
に変換します.
小数点の前に1桁があり,小数点の後の桁数は精度指定子に等しくなります.
精度が指定されない場合, 6桁が出力されます.
精度がゼロの場合, 小数点は表示されません.
E
変換文字の場合,
指数の前の e の代わりに E を付けた数値を出力します.
指数には常に2桁以上が含まれます.
値が 0 の場合, 指数は 0 となります.
g, G : 実数を受け取り,有効桁数を指定する精度を付けた
e
, E
, または
f
変換文字の形式に変換します.
末尾のゼロは結果から削除されます.
小数点は数字が続く場合にのみ表示されます.
使用される形式は変換される値に依存します.
変換結果の指数が-4よりも小さい場合,または,
精度より大きいか等しい場合に,
e
(使用されるフラグがG
の場合は
E
)形式が使用されます.
c : 整数値を受け取り,文字に変換します.
s : 文字列 value
を受け取り,
文字列から末尾または精度に示された文字数に達するまで,
文字に変換します.精度が指定されない場合,末尾までの全ての文字が
表示されます.
フィールド幅または精度は,
桁文字の代わりに*
(アスタリスク)で
示すことができます.
この場合,整数 value
パラメータは
フィールド幅または精度を指定します.
出力に変換されるvalue
パラメータは
変換文字が達するまで取得されません.
このため,
フィールド幅または精度を指定するパラメータは変換される値よりも
前に現れる必要があります.
変換の結果がフィールド幅よりも広い場合, このフィールドは変換結果を含められる幅まで拡張されます.
+記号の意味は+
または(空白)整形オプションの
どちらが指定されたかに依存します.
指数形式 %e の表示はプレットフォームに依存し, 指数の桁数は異なります.
プラットフォーム | 例: msprintf("%e",1.23e4) |
Windows | 1.23000e+004 |
Linux/Mac OS | 1.23000e+04 |
mprintf('a string: %s\n', 'Scilab'); mprintf('an integer: %d\n', 10); mprintf('an integer: %4d\n', 10); mprintf('a left justified integer: %-4d\n', 10); mprintf('an integer converted to float: %#fd\n',10); mprintf('an integer with a sign: %+4d\n', 10); mprintf('an integer with a sign: %+4d\n', -10); mprintf('an integer padded with zeros: %04d\n', 10); mprintf('an unsigned integer: %u\n', 10); mprintf('an unsigned integer: %4u\n', -10); mprintf('an integer converted to hexadecimal: %x\n', 10); mprintf('a float: %d\n', %pi); mprintf('a float: %3.2d\n', %pi); mprintf('a float (exponential form): %3.2e\n', %pi); mprintf('a float (exponential form): %3.2g\n', %pi); mprintf('a character: %c\n', 'a'); mprintf('a character: %c\n', 'aaa'); | ![]() | ![]() |